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  • 執筆者の写真Aarteeni

精神的自立とはー「親との関係は良好なので、インナーチャイルドを癒す必要はないですよね?」という誤解(追記あり)



インナーチャイルド、と聴くと


「傷ついてかわいそうな自分の子どもの心」のことでしょ?


とイメージされる方もいらっしゃいます。



もちろんそれも間違いではありません。


その部分が癒されることも

とっても大事。




けれど、


「インナーチャイルド=その部分だけ」と認識すると


「私はとくに傷ついてないから関係ない」

「親との関係は良好だから問題ない」

「大人になって仲直りしたから大丈夫」

「お母さんのことは好きだし尊敬もしてるんですよね」



と、

問題の本質を

見過ごしてしまうこともあるんです。




上記でいう「問題の本質」、



それは



「今現在の自分が

自分らしくのびのび生きることに

ブレーキをかけてしまうなにか」。



そこには

今、親との関係が良好かそうでないかという

外側の要件は

あんまり関係がない。


そうわたしは感じています。

(親との和解がゴールとする考え方もあります)






そのブレーキや心のブロックを解くために



「親子関係や環境によって傷ついた気持ち」を


癒すプロセスが必要な場合もあれば



「顕在意識レベルでは傷ついてはいないけど

無意識に親や環境に

‘寄せすぎちゃった‘信念や心の癖」を


理解し

受容して

本音の本音はどうなのか、を聴いていく



そういうプロセスが合っている場合もあります。


(顕在意識では、と書いたのは

魂レベルでは傷ついていることもあるということです)



そのプロセスには


ご自身で認識しているとおり

「傷ついてかわいそうな自分」は

いないかもしれない。




「ただ、お母さんのことが好きで近づきたかった」

「お父さんみたいに立派になりたかった」

「社会的に成功してる両親を越えないほうが愛されると思ってた」

「お母さんより幸せになったら悪いから私も幸せを諦めた」

「憧れの人の好みや感性や行動は絶対的に良いと思いこんじゃった」

「いつまでもお母さんの元で心地よく甘えていたい」



なんていう、


健気で

純粋で

素直な感受性が

あっただけかもしれません。




子どもの頃は

あたまもこころも柔らかいもの。


好きで尊敬している身近な人の

好みや考え方、

生きる道、

あり方すべてを


「ステキだな~」

「そうなりたいな~」と


真似し近づこうとしたのは

あなたの理想や

ステキないい人生を生きるための

ひとつの手段だったかもしれませんね。




でもね、

どんなに好きで尊敬してても 


生き方から好みから考え方などが

「その人と全一致」

することはありえない。




そのステキな人とあなたは

どちらも尊い別々の存在だからです。




あなたとその人は共鳴するところが多いのかもしれない。


だからこそ惹かれる、という部分も

きっとおおいにあるでしょう。




でも、

それぞれの魂を生きること

あなた自身の道をのびのび生きることは

決してその人を否定するものでもなく

あなた本来の輝きを増していくことになるんです。




それは

精神的な自立。




「お母さんのここがとてもステキ。

では、わたしはどうしたい?」


「お父さんのこういうところすごい。

では、わたしはどうなりたい?」


「大好きなあの人の発信してることが好き。

では、わたしの考えはどう?」


「わたしのこの肉体や心は

それにぴったり合ってる?」


そんな風に自分の本音に耳を傾けること

それがインナーチャイルドの声を聴くことのひとつです。




声を聴くなかで

図らずも抑圧しちゃった思いがあれば

解放し癒せばいいし


特にないと感じるなら

ただただ聴いて、受け入れればいい。




あなた自身の内側との和解や受容のほうが

「親と和解できているか否か」問題より

自分の人生を生きる上では、大事です。




仲たがいしてても

自分が癒され、

自分の幸せを選択できる力があれば

幸せを感じながら生きられるでしょうし



たとえ仲が良くて大好きでも

完全に「親の好みや生き方=自分の好みや生き方」に

なってて息苦しかったたり

なにかしらの「気づいてよサイン」が現れるなら


本音(=インナーチャイルド)に耳を傾けたほうが

より「自分なりの幸せ」を実感できるからです。




あなたがその人を「ステキだ」と思った理由は

その人自身がその人自身の道を歩んで

命を輝かせているからで


その輝きを「ステキ」と感じたのかも

しれないんですよね。



だから、あなたも

安心して

あなたの道をのびのびと歩んで

命を輝やかせていいんです。




インナーチャイルドの声を聴きたい方は





【2022.8.3追記】

わたし自身も

母親に「寄せちゃった」価値観によって

自分の首しめた経験があったなーと

思い出したのでnoteに書きました。


noteでは比較的個人的な心模様を書いてます!

フォローいただけるととても嬉しいです!



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