Aarteeniのブログ · インナーチャイルド

今さら親のせいにしたくない人に(インナーチャイルドを癒す)

子ども時代は確かにしんどかったけど、

今さら親(家庭環境)のせいにしたくない。

そんな風に感じる方もいらしゃるかもしれません。

「親だって、

若かったし苦労してたし、

感謝してる部分もあるから」

「今は仲いいし

もう年取っちゃって(あるいはもう亡くなってて)、

文句いうのも気が引ける」

「すでに自分が、あの時の親の年齢を超えてるし。」

仰るとおり。

そう感じられても無理はありません。

わたしたちがベストを尽くしたように

親御さんもまたベストを尽くしたかもしれず、

誰のせいでも、誰が悪いわけでも

なかったかもしれませんね。

けれども、です。

誰も悪くないなら、

子どもだったあなたも悪くない。

子どもなりに懸命にベストを尽くした結果、

本音や感情を抑えてしまったことも

悪くなかったんです。

状況をなんとか幼い頭で理解しようとして

「こんな状況なのはつまり自分が悪いからだ」と決め

自己否定の気持ちを持ったことも、

自分がなんとかしなきゃいけないのに

(あるいは我慢しないといけないのに)

そうできない、と

無力感や罪悪感を感じたことも、

十分に愛や安心感をもらえないことに怒り

その怒りに恥の気持ちを感じていたことも。

自分を守るためにとった作戦のせいで

人との境界線がわからなくなったり、

世の中や家族や自分に対して

諦めやネガティブなイメージを持ったりしていても、

あなたのせいではなかったはずです。

まず先に

「悪くなかった、仕方なかった」とゆるすべきは

あなたが感じた気持ち、本音、

そのありのままの姿です。

インナーチャイルドセラピーは

今の大人のあなたが癒され

自分らしく幸せを感じながら生きることを

目指すものです。

そのためにそれを阻んでいる部分に

アクセスするわけなのですが

阻んでいるのは

ご存じの通り、

親御さんではありません。

あなたがこれまでの中で育んだ

「自分を幸せに導かない思考」、

図らずも解放しきれなかった

「感情(心身)エネルギーの滞り」です。

つまり、自分なのです。

(ここで「いや、やっぱりあいつのせいだ!」と感じたら

ひとまず存分にその人のせいにして

その気持ちを感じることから始めるのがとても大事です。

心の順序が大切。)

その、あなたの内にある感情を解放し

思考をあたらしく創りかえるプロセスとして

その感情が湧いた・思考が育まれた土壌、

親御さんやその他の人たちとの関係性

それに似たよく陥るパターンにいったん立ち戻って

感情や体感レベルでそれを理解し

選択しなおす(上書きする)と

とても腑に落ちやすい(潜在意識に届きやすい)ため

現実の行動も変えていきやすいのです。

自分の幸せのために

あえて一時的にあの頃の親御さん(またはご家族等)に

協力していただくイメージです。

そうすることで

インナーチャイルド(心、本音)と

インナーペアレント(思考)との境界線がはっきりして

(他人や環境という対象があることで

自分の気持ちがわかりやすいのです)

あなたの本音や感情にアクセスしやすくなります。

その感情をもった自分を肯定し(=ゆるし)

ゆるす対象を親や他人や運命ではなく

まず第一に、自分に向けなおせるのです。

誰も悪くなくても、

誰のせいでなくても、

あなたがネガティブな感情を持つことはゆるされます。

相手に感謝してても、

相手がかわいそうでも、

どんな状況でも

「あの時こう感じた」という事実を帳消しにしなくていい。

何を感じてもいいんです。

いったん親(家庭)へのネガティブな気持ちを認めたところで、

あなたが冷たく酷い人間になるわけでも、

「ひどい家庭で暮らしたかわいそうな人認定」されるわけでも、

親(家庭)が「悪い親(家庭)認定」されるわけでもない。

ありのままの気持ちを認め

そこに理解と優しさを向けることは 

誰かをジャッジするものでもなく

あなたの存在全体、命まるごとを慈しむことです。

そうすると

もっとあなたの命そのものが力を発揮し

あなたらしい優しさや才能がのびやかに湧き出し

今よりもっと

親御さんへの感謝がわいたり

心から「この人生でよかった」と思えるかもしれません。

過去をまるごと受容することは

自分を幸せにしていくために

あたらしい思考やエネルギーの状態を選択できるという

可能性に満ちたこと。

自分にただそんな勇気や愛をむけるだけのこと。

そんな自立的なプロセスがセラピーなんですよね。