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「思い込みを上書きする」インナーチャイルドセラピーのプロセス③

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前々回

その前の続きです。

 

 

人生において、

似たような問題に何度も直面する…

 

なんで、何度も同じ目に合うんだろう。

苦しい、もう抜け出したい。

 

そんな自分に自信を失い、

心がすり減りすぎて、

やりたいことも浮かばない…

 

 

そんな時もありますよね。

 

 

 

わたしも体験した「何度も同じような目」は

「心の病」でした。

 

父親が統合失調症であったことに始まり、

自分もうつ病になり、

結婚後家族も次々と・・・ってなった時は、

 

「家系ごと祟られているんじゃないか」

 

って真剣に悩みましたよ

(実際お祓いや供養もした)

 

そして

「繰り返す問題にまったく対処できない」、

「過去の出来事、なにも乗り越えられない」・・・

そんな自分が情けなくって

無力に感じて

どーんと落ち込みましたね~。

 

 

なんでそんなことが起こったか、

きっと要因や理由は挙げればいろいろあるでしょう。

 

でも、確かなことは

わたしに

「癒されてない痛み」と

「自分を幸せにしない思い込み」

あったこと。

 

そして、それを手放してから、

わたしも家族も楽になり、

快方に向かったこと。

 

そして、

きっとこの思い込みや気持ちに気づくために

あの時の混乱が起こっていたんだろうな、と

今では思うことです。

 

インナーチャイルドセラピーの

もう一つの大切なプロセスは

「思い込みを上書きすること」です。

 

 

思い込みは、修正できます。

 

 

思い込みを持つに至った脳の変化があったわけなので

それがたとえ過去世のものであっても)、

違うものに変化させることだって、

十分可能なんですね。

 

 

今やいろんな方法があるので

どんなふうに修正したっていいのですが

 

「自分の物語に沿った、根拠があると感じられる思い込み」

(こういうことがあったから、自分は〇〇だ・・・とか)

「痛みやショックを伴った思い込み」

「何度もくりかえし上書きし続けた思い込み」

 

なんかは特に、

潜在意識領域で修正すると

すっと腑に落ちやすい、

と個人的に思っています。

 

 

たとえばわたしは

子どもの頃

父親の病気にまつわる思い込みとして、

こんなものを持ってました。

 

「家族の心の病気は誰にも相談できない」

「誰も助けてくれない」

「親のことでつらいけど、親を悪く言うのは良くない」

「症状なのだから許すべき」

「病人には優しく接しなければいけない」

「自分が優しくしないと家族の病は治らない」

などなど。

 

さらに

「優しくすべきなのに優しくできない自分」

「親に対して怒りを抱いている自分」

がとても未熟に思えて

思うように気持ちをコントロールできない自分に

罪悪感もあったんですよね。

 

そんな思い込み、

そしてそれに縛られて

行き場のなくなった気持ちがからまって

気づけば大きな憎しみを心の中に持ってたんです。

 

「病気だなんて、あげく自死なんて弱くて情けない」って。

 

 

そして

不安定な生活が恐怖だったあまり

「強くしっかりしていなければ生きていけない」

「安定した職に就かなければならない」

「わたしは絶対に、

病気の父のようにも、それを支える母のようにもならない」

等と自分に対しての戒め(?)も

心に刻んでました。

 

 

まあほんと、

書き出してみるといっぱいありますね!

 

てんこ盛りのいろんな信念、

そしてセルフイメージ、

「こうあるべき」という戒め、

それらに絡まってしまった感情を

抱えきれないくらい持ってました。

そりゃ病気にもなるわ…

 

しかも、厄介なのが

思い込みに無自覚だということ。

 

当時は言語化できていたわけでもなかったので 

自覚なくその信念によって

自分で自分を追い込む行動をしたり

感情を乱されて。

苦しかったですね~。

 

 

これらの思い込み(そして抑圧した気持ち)などが、

インナーチャイルドセラピーで

なぜ変化していったかといえば

 

 

「まず自分の気持ちをわかってあげて」

「思い込みを持つに至った背景にアクセスして

別の視点、別の体験を得る」

プロセスを経たからです。

 

 

まず自分の中の小さな自分の

気持ちをわかってあげ

「聴く耳」をもってもらい、

 

子どもの頃どんなことがあったか、

どう思っていたのか、

その周辺の記憶にアクセスして

 

自分ではない人(存在)の視点から見てみたり

不要な思い込みやセルフイメージがあるなら

自分が幸せになれるよう、

これから生きやすくなるように

自分で意図的に手を加えてみる。

 

これを潜在意識下で行うことで

自分に対する不要なイメージや思い込みを

変化させることができるんですね。

 

 

記憶って、不変不動のものじゃなくて

「思い出す」「しまう」を

繰り返しながら定着しています。

 

だから不変と思っていても

自然に少しずつ変わっている可能性だって

十分あるんだそう。

 

だったら

「しまう」まえに手を加え

上書きすることも、

なんら不自然でもないし

自分が幸せになるため

人生をよりよく生きるために自分を変えるほうが

命を謳歌する意味で自然だと

思うんですよね。

 

事実(と思っていること)は変わらないけど、

その解釈・捉え方

どんなフィルターを通してそれをみるかは

自由なんです

 

 

わたしの場合、そうした結果

 

「心の病気は、恥ではなく相談できる」

「助けを求めていい」

「症状と、人格は分けて考えていい」

「自分の気持ちを大切にしていい」

「子どもの自分が優しくできないのは仕方なかった」

「病気は、本人にしか治せない」

「強くありたかったけど、弱さもあるのが自分」・・・

 

そんな風に、

あたまレベルではなく心の底から

思えるようになりました。

「自分で癒した、変えた」ことで

納得もしやすかったんだと思います。

 

これらのことが、

何度かのセラピーによって徐々に腑に落ちていくと

本当に、心の中が平和になっていきました。

 

 

あんなに憎み、でもあたまでは

「親の気持ちもわかるし」

「許せれば、どんなに楽か」

と葛藤し続けていた気持ちも

 

「まあ、お互い大変だったよね~」

 

みたいな、

柔らかい気持ちに変化し

 

「みんな強さも弱さも併せ持つひとりの人間で

当時の精一杯のことをしたんだ」

心から、穏やかな安らいだ心境になりました。

 

 

自分のすべて、

認めにくい気持ちやダメな自分や

不幸せな思い込み

そしてそれが創られた過程すべてを

 

「しょうがないよ、よくやったよ」と

 

ゆるし、受け入れたから

ようやくインナーチャイルドも納得して

自分以外の

父や母のことも

 

「しょうがなかった」

「ありがとうございました」と

 

「ゆるし」の気持ちになれたんだと思います。

 

そして

「受け継いだかもしれない気質も、良い方向に活かしていくよ」と

過去や生まれた家族を受容したうえで

自分を前向きにとらえられるようにもなりました。

 

 

そうすると、やっぱり

内側の反映としての現実も

少しづつ変わっていったんですよね。

 

陰陽太極図の、青い〇が

どんどん減っていったイメージ。

 

あんなに、

外側の現実を変えようと躍起になっていた時は

どうにも変化できなかったのに。

ほんとうに、ほっとして

自分を癒すことの重要性を痛感しました。

 

(この時はたまたま

「親や出来事をゆるす」という結果がついてきましたけど、

必ずしも「自分の幸せ」と「誰かを許す」ことは

イコールではないと思っています。

本当に、許せないケースもありますから。

自分の幸せが第一だと、わたしは思っています)

 

 

 

 

自分の気持ちや思い込みが

自分によって共感・理解されて

「世界や自分を見るフィルター」が

苦しいものから、

幸せなもの、肯定的なものに変わる。

 

そうすると、現実も幸せに感じられるのは

当然と言えば当然なのかもしれません。

 

 

まずはほんとうに内側からなんですね。 

 

 

 

インナーチャイルドセラピーのプロセス、

おおまかに分けて書きましたけど

もちろん癒しのプロセスは

お一人お一人違います。 

 

どういう経路を、

どれだけの時間をかけて進むかは

それぞれですけど

 

そのプロセスを歩むこと自体が、

自分を深く理解して

共感して、受容して

どの自分もOKと肯定し

一層のしあわせに導いてあげる

とても愛情深い行いだなあ、

と思っています。 

 

 

そんな道を一緒に歩ませていただくのは、

とてもしあわせで

やっぱりわたしの喜びなんですよねえ。

 

 

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