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  • 執筆者の写真Aarteeni

『モアナと伝説の海』にみる、お役目と心の声に従うこと

『モアナと伝説の海』みました。


youtubeで主題歌の動画をみていたら


もうどうしても映画館に行きたくなって。





ディズニー映画はほとんどみたことないんですが


映像と音楽が


特に海の美しさと声優の方達の歌声が素晴らしくて


それだけで心が洗われるようでした。






以下ネタバレあります。


ストーリー展開は軽ろやかなのですが


天命(お役目)と心の声


祖先から受け継がれるもの


魂、神と自然と人の暮らし


神話的ストーリー等


私にとって心惹かれる要素がたくさんあるお話でした。





特に印象的だったのは、モアナとおばあちゃんの対話。





おばあちゃんは村人からは変わり者扱いされていますが、


モアナの資質(海に選ばれた者だということ)を知っていて


深い愛で支えてくれている存在。





モアナが


「海にはいかない」と怯んだり


「私にはできない」と打ちひしがれた時


「それでもいい」「帰ってもいい」


といいながらも


「おまえはどうしたいのか?」と


モアナに問いかけ


自分のこころの声を聴き、自分で選択するよう促します。





それによってモアナも


自分の使命や「自分であること」の軸を取り戻し


旅のパートナーであるマウイや心を無くしたテフィティにも


そんな在り方を伝える存在に成長します。





おばあちゃん、自分の好きなことをしていて


すごくかっこいい賢者なのです。


エイや光る存在に姿を変えてモアナを後押しするシーンは本当に泣けました。





「ディズニー映画って、小さい子ばかり観に来ているんじゃないの?」


というおバカで偏狭な思い込みを持ってました、ごめんなさい。


観に行ってよかったです。








モアナのように壮大なものではなくても


使命や天命は誰にでもあります(と私は考えています)。





それはおばあちゃんがいうように


「今までのことが導いてくれるはず」なもので、


自分の歴史と、ものすごくかけ離れたものではないのでしょう。





だからといって、


恐れの気持ちなどに流されたままでは


見失ってしまうこともありがちで


その使命や天命、お役目に従うのかどうかを決めるのは自分の心


つまり


心の声を聴いて、


自分がどう在るのかを決めるのは


今ここで生きている自分なんだ、ということを


教えてくれるような素晴らしい作品でした。

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