やる気が起きないときって、ありますよね。
私はよくあります。本当によくあります。もしかしたら人より多いのではないかと思うくらいです。
昔、この「やる気のない状態」というものがとっても嫌いで、
「いつもやる気にあふれている私」だけが好きだった時があります。
やる気のない状態=生きていけないと思って、怖かったのでしょうね。
そう思う理由も十分にあったのですが
その「やる気なし子」のわたしを嫌うばっかりに、その言い分を聞かずにいました。
ひどいですね。
パワハラ上司か!という感じです。
休むことが本当に、とっても下手だったのです。
でも人間だから当然「やる気がないとき」もあります。
誰にでも波があるのです。
それを、「やる気のない自分は嫌いだから」と休ませずにいたら身体を壊してしまいます。
だから、そうならないために
壊さず死なせないために
身体がいろんなかたちで警告を出してくるんですね。
私もその警告を受けて、やっとのことで
「ああ、やる気のない自分も自分なのだから、大切にしないといけなんだな」とわかりました。
うつ病を発症して、治らない治らないとあがいて、やっとです。
よく、心のエネルギーは貯蔵庫のように言われることがあります。
自分の好きなことや、心が満たされるものをちょこちょこやって心の養生をしておくと
いつも心の貯蔵庫に十分蓄えがある状態で心が動けます。
ところが、なにかしらの理由でどんどんエネルギー貯蔵量が減っていくと、蓄えるのに時間がかかってしまいます。
好きなことをやってもあまり貯蔵庫が満たされない気がしたり、
そもそも「好きなこと」「心満たされるもの」が思いつかない!
なんにもやる気ない!
という状態になったりします。
(うつ状態・鬱病は、こういう側面もあるのかもしれません)
思いつかない、やる気がないときは、何がしたい時なのでしょうね。
もちろん人によって様々ですが
「寝たい」
「ゴロゴロしたい」
「なにもしたくない」
という言葉がふと浮かんだら、
それが心からしたいことなのだと思います。
ふと浮かんだことなのですから。
「何もしない」
「寝る」
「ひとりでぼーっとする」
ことを自分が望んでいるときもありますよね。
そういう時は、
忙しいなかでも自分が自分の味方になって、そういう時間を作ってあげるといいと思います。
そうすると、きちんとエネルギーが溜まってくれるんですね。
私も、何度も経験していますがちゃんと溜まります。
より効果的にするために自己アクセスバーズ・自己ヒーリングなどをやって
少しでも回復を早めようとしたりはしますが
結局本当に望む休み方をすれば溜まるのだと思います。
本当に人の心身ってよくできている、えらいなーと思います。
ちなみに、「何もしない」ときに
「ああ、こんなに何もしないなんて、なんて怠けたダメ人間なんだ」とか思っていると
あまりうまくエネルギーがたまりません。
むしろ自分を責めているので減少傾向になってしまうこともあると思います。
「何もしない時間」じゃなくて
「自分を責める時間」を積極的に作り出してしまったら、それは疲れますよね。
やる気がでないレベルまでエネルギーを使ってしまう前に、
できれば常に心の養生をしておきたいなあと私は思っています
(つまり、私もうまくできていないということです。人生常に精進です。)
心から楽しいこと・・・
私は、カフェで本を読んだり、きれいな川をみたり、おいしいものを食べたり、ねこを触ったり、フラを踊ったりすることで、心満たされます。
音楽を聴くことが好きだったり、
映画をみたり
海に行ったりドライブすることで満足するという人もいるでしょう。
人の個性と同じく、本当に様々です。
でも、「どんなことが好きか?」ということを聴くと
みなさんやっぱり幸せそうにそれを思い浮かべながら話してくださるので、私も聴いていて楽しくなります。
「私はこれをすると心満たされるなあ」というものがたくさんあると
養生もしやすいのでしょうね。
身体も疲れやすいこの時期
心も身体も、いたわりながら過ごしたいですね。
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