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  • 執筆者の写真Aarteeni

インナーチャイルドセラピーは、何回受ければいいですか?

※2022年加筆修正しております。


「インナーチャイルドセラピーって、何回くらい受ければいいのでしょうか…」


たまにこんなご質問をいただくことがあります。





回数、気になりますよね。





とはいいつつも「〇回です」


とはっきり言いきれる分野のものでもなく


「あなたがどんな心の性質や歴史を持ち、どこまでを望むのか」


によって変わります、と


いまのところわたしはお答えしています。





誤解を恐れずに


とても簡単にいってしまえば





インナーチャイルドの癒しは





感情の解放や癒しに加えて


思考や行動パターン・セルフイメージの書き換えまでを目安に


取り組んでいただくと





「だいぶ生きやすく、幸せを感じることが多くなったな」と


実感いただけることが多いと


今のところ感じています。









「感情の解放や癒し」は


どんな心の性質や歴史を持っているか、が


かなり関係してくる部分です。





たとえば現実の友人関係を考えても


初対面ですぐ本音を言い合える場合もあれば、


2回目くらいから少しずつ


オープンになれることもありますね。





また、もしその背景(心の歴史)として、


それまでその友人を無視したりしてたら


本当に信頼して心の内を話せるまでには


時間と、真摯な態度、丁寧な対話の努力が


必要になる場合もあるでしょう。









インナーチャイルドは、


主に子どもの頃の記憶や感覚、本音や感情なのですが





イメージとしては


「あなたの心の内側の存在(チャイルド)」


です。 





現実の友人関係と同じように


「あなた」と「あなたのチャイルド」との


良好な信頼関係を築いていくのが


インナーチャイルドセラピーの目的のひとつ。





 


気持ちや感覚(チャイルド)は


ほんとうは大切なあなたの一部なのですが


やむを得ないさまざまな事情で蓋をしたり、


無視・批判し、


葬り去ったこともあるかもしれません。





それは、


その環境であなたの生命を維持するための


最善の策であったといえます。





最善ではあったのですが、


長い年月、意思疎通のできなかった相手に


突然「本音を言いな、親友になろう」と言われても


無理があるもの。





それと同様に


一回数時間のセラピーで急に


すべての抑圧した感情をいやすのは 


やっぱりキビシイものがあります。





急な30キロダイエットより


ゆるやかに着実に身体を整えるほうが


リバウンドしないのと同じで


心もひとつひとつ、納得して進めるほうが


着実な変化をもたらすのですよね。





とはいえ、





じゃあ何回も受けないと意味がないのかと言われると


そういう訳でもありません。





たとえば


ある一場面の感情の解放ができたり、


心に向き合うためのエネルギーチャージができたり、


あたたかい記憶を思い出せたりすることで


ひとつでもセルフイメージが変わったり


自分に対する許しが起きたりする場合だってあります。





その一歩をきっかけにして





本音とつながる習慣やモチベーションができたり、


抑圧した気持ちを解放する感覚がつかめたり、





「わたしは本当は、こんな存在だった」


と自己認識を改めたり 


「ほんとうは、こうしたかった、これからこうしたい!」


と望みを許可したりするマインドに


変化することだってあります。





一度受けてみて、


なんとなく本音とつながれたからOKとするか


自分の場合はある程度まで


(たとえば、問題と感じる思考や行動パターンを変えられるまで)


サポートがあった方が


よいと感じるのか、


その選択さえも自分らしさのひとつ。





そのようにして


自分の内側と対話しながら進むプロセスそのものが


自分(と周りの人)や人生を


大切にしていることだと私は思います。





*********





これはわたし自身の話になりますが


わたしも過去、


自分を癒すためにたくさんセラピーを受けてきました。





セラピーを利用してよかったと思う一番の理由は


感情レベルで癒しが起きたということ。





「悲しんでいたことは知ってる」


「怒っていることも知ってる」


その「知ってる」レベルでは解放できなかった感情が


怒りや悲しみを実際に体感することで


感情レベル(エネルギーレベル)で解放されたのです。





その結果、自己受容のプロセスが進み


「この自分とその人生を大事にしよう」という


思考の基盤ができ、そう行動できるようになったのです。





これは、


ひとりでノートに向き合ったり


顕在意識レベルでの対話では


できなかったことでした。


わたしの感情の抑圧が、ひどかったので(苦笑)





涙も沢山流しましたが


その涙は悲しみや怒りの涙だけではなく


「やっと存在をわかってくれた」


という安堵の涙でもあったのです。





わたしの本音(インナーチャイルド)は、


わたしに理解し受け止めてほしかったのです。





自分って、


誰よりも、


自分から愛されたいものなのですね。








*******





Aarteeniのインナーチャイルドセラピーは


催眠誘導をしてから行います。





潜在意識にアクセスするので


感覚や気持ちが普段よりも繊細にわかり


気づきも大きく





感情の解放から


セルフイメージの書き換え、


不要な思考や行動パターンの書き換え、


本当に望むことを見つけて人生の創造のヒントにしたりなど


様々なことができ


大きな可能性のあるセラピーで、私はとても好きです。





少しずつ少しずつベールをはぐようなプロセスが必要な方


入口だけ手伝ってほしい方


目標とする地点までコンスタントにサポートが欲しい方


いろんなタイプの方がいます。





あなたはどうしたいか、


それが「何回受ければいいか」の答えの下地になります。





これからどうしたいかすらもまだわからない、


という地点からセラピーをスタートしてもいいのです。





いちどでも、数回でも、


「これでいい」とあなたが納得できるまで


お力になれたら幸いです。

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