Aarteeniのブログ · 日々と心

家族のお世話と、自分の幸せ

「めぐろのY子より」というイラストレーターさんのブログが好きで

数年にわたって拝見させてもらっているのですが

そのめぐろのY子さんが『大丈夫、大丈夫』という漫画をこのたび出版されたということで

出版イベントに行ってきました。

私は普段、いわゆるブロガーさんのイベントに参加することはまったくないのですが

長くブログを拝見していてそのあたたかい人柄が好きだったことと、

Y子さんが介護をされながらお仕事と主婦をしていくなかで

知らず知らず自分の気持ちにふたをしてしまい、ある時それが爆発してしまったこと、

それから相手を大切にするように自分も大切にし始めたことなどをブログで読み

かつさらにそれを濃厚に赤裸々にした話を漫画で読んでいるうちに

ちょっと参加してみたくなったのです

 (サインとツーショット似顔絵描いてもらっちゃって、うきうきで写真撮っております)

私にはいわゆる「介護」経験はありません。

でも、子ども時代にずっと父親が精神疾患を患っていたため

家族の問題に起因する感情の抑圧や

「いい子でいなければならない」

「わたしががんばらなければならない」

「わたしが親を守らなければ」

「(親が幸せでないのに)楽しんでは申し訳ない」

等という

「思い込み(イラショナルビリーフ)」に知らず知らず縛られていた、という過去があり

(いやあ書き出すと恐ろしいですね…)

介護を通して様々な自分の気持ちと向かい合ったというY子さんの心の経緯に共感したのです。

お会いしたY子さんはブログとおり

ユニークで慈愛に満ちて内側から光っているような感じの方でした。

描かれた絵も優しく、見ているだけで涙が出てしまいました。

そしてお手伝いをしている方々も同じように自然体であたたかい感じの方ばかり。

類は友を…を目の当たりにしました。

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このブログはセラピールームのブログなので、そちらの方向での話になりますが

イベントおよび漫画の「心のプロセス」の部分で私が感銘を受けたのは

・辛いときに感情をありのまま出したこと(相手にぶつけたわけではないです)

・言い方を工夫して相手に伝える努力をしたこと

・いままで性格的にしにくかったことをしたこと

・そして、自分がどうなりたいのかをイメージしたということ

です。

 

感情をありのまま感じることは

最初は抵抗ある人も多いかもしれませんが

自分を大切に生きる上で感情を感じることは避けて通れないようなところがあると思います。

(感じないと、不本意な形で外に出してしまうこともありますし)

そして、目の前のことだけに翻弄されないイメージの力が素晴らしいなと思いました。

 

このイベントの日

Y子さんは真っ赤な美しいドレスで再登場しました。

それは、数年後なりたい自分のイメージを思い浮かべたときにわいてきたビジョンと

同じ衣装だとおっしゃっていました。

もう衣装を着ることですでに「なりたい自分」を先取りしてしまっていたんですね。

きっと数か月後にはイメージ通りの人になっているのだろうなと思います。

 
 

介護に限らず、子育てや家族の病気のケアをする立場にいる方は

自分を二の次にしてしまうことがよくありますよね。

一時的にならなんとか頑張れても

長く続くと(特に先が見えないと)

疲れがでてしまうのは当然だと思うのです。

それが愛する家族であったとしてもです。

 

ケアする側の人は自分をまずいたわり、

楽しませ、大事にすることで

もっと大事な人を大切にできるようになる。

そんなことを体現してくれているようなY子さんは

存在するだけでいろんな方を励ましているような感じがしました。

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実は、私も同じような心のプロセスをたどったことがあります。

違ったのは私はセラピーを軸にたどったということでしょうか。

 

八方ふさがりのような状況(家族の病気や自分の病気)から

自分の感情に向かい合わざるを得なくなり

主にヒプノセラピーを使ってそれをきっかけにしまいこんでいた感情を出し切りました。

そうすることで

衝動レベルに大きくて自分では持ち切れなかった感情を

普通サイズまでに戻すことができたので

相手にも普通サイズで伝えられるようになりました。

 

もう自分では不要だと思った「思い込み」は

それができあがった経緯を知り

インナーチャイルドを癒すことで手放していきました。

手放したことで、

自分を楽しませたりゆるめたりして自分自身のエネルギーを蓄え

自分本来の道に少しづつ戻っていけるような感覚がありました。

同時に、自分がどうなりたいかを楽しくイメージし

嬉しい感情とともに脳にインプットさせました

(ヒプノは潜在意識にアクセスするのでやりやすいのです)。

そんな過程でいろんな人に会い、実質的にも心情的にも助けられました。

 

その結果、自分がだいぶ軽くなりました。

 

自分を癒すやり方や過程やかかる時間は人によってさまざまだと思います。

でも本質的なところやプロセスは、実は似通っているのかもしれないですね。

 

もちろん、こういうプロセスをたどった、というだけのことで

私の人生はまだ続いていくわけなので

続く限りは自分との感情や気持ちとずっと向き合い続けるわけです。

自分と付き合い続ける限りはずっと、です。

向き合い続ける中で、また似たようなプロセスをたどることもあるでしょうし

泣いたり悩んだりもすると思います。

でも、できるかぎり自分の気持ちを尊重し

うけとめ、ふたをせず

思い込みに気づき続けようと思っています。

 

自分の気持ちや、なりたいこと、やりたいことを尊重する

そうすることで、家族や周りの人も同じように尊重できるようになる

それはとても自立的で風通しよく、ここちよい世界だなあと思います。

私は、そういう世界が好きです。

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